2013年12月6日
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ガジェットと表現するには少しサイズが大きいけど、運営者の興味に従い、今回はタバコの煙とからめて空気清浄機を紹介する。
最近はPM2.5や原発の問題で空気清浄機が注目されているが、既婚の喫煙者が、家族の前でスパスパとタバコを吸うような家庭がいまだに存在しているようだ。
それは、無知であったり無神経であったりしてそうしているのだろうが、恐ろしいことだと思う。そして、何のことだかわからず、けなされたと感じて不愉快になったあなた(喫煙者)のためにこれから説明を行うこととする。
まず、受動喫煙という言葉がある。家庭内では下記のような関係で、自分で吸っているのが“能動喫煙”で、部屋に充満した煙を吸わされている家族が“受動喫煙”だ。
喫煙者には「俺が稼いでやってんだからそれくらい我慢しろよ」という考えの人が多いのかもしれない。
だけど、実際、喫煙者はフィルターを通してタバコを吸って(主流煙)いて、その家族の方は、“喫煙者のはき出したけむり”と“副流煙”を吸わされているんだよね。そして、それはもの凄く有害なわけよ。例えば、下の図表を見て欲しい。
これは、喫煙者の家族が吸う副流煙の方がフィルターを通して吸う主流煙よりも何倍も有害であることを示したものだ。
そして、一日にタバコを20本吸う喫煙者の奥さんが肺ガンになる確率は非喫煙者家庭の約2倍だし、両親が喫煙者の家庭の乳幼児が突然死する(乳幼児突然死症候群)確率は、両親が非喫煙者の場合の4.7倍だということがわかっている。
また、小児が受動喫煙によって喘息や下気道疾患などになる確率は、非喫煙者の子供と比較して20~50%高くもなるんだ。
つまり、結婚しているなら“タバコをやめろ”ということだよ。
もっとも、独身の場合でも、タールで賃貸の壁が黄ばんだり、余計な金がかかりもし、何も良いことはないけどね。
ところで、たばこの煙はガス状の物質と粒子状の物質とで構成されていて、後者は0.4μm(ナノメートル)前後であることがわかっているんだけど、そこに含まれる化学物質(約4,000種類)のうち、とりわけ、一酸化炭素、ニコチン、タールが注目されているんだ。健康への影響が著しいという意味でね。
それで、最初の一酸化炭素はガス状だから、窓を開けるなりして部屋から逃がすしかないんだけど、後の2つ、ニコチンとタールは粒子状だから、そこに空気清浄機が効果を発揮する余地があるわけ。
HEPAフィルターを搭載している空気清浄機なら、それは0.3μmの粒子を99.97%以上集じんする性能だから、0.4μm前後のニコチンやタールへの対策にぴったりなんだ。
既婚者はタバコをやめるべきだけど、やめるまでの猶予期間にHEPAフィルター搭載の空気清浄機が有効だってわけ。
それで、シャープの『KC-A50』が、HEPAフィルターを搭載している上、空気浄化技術「プラズマクラスター」、脱臭フィルター、加湿機能、ホコリ・温度・湿度センサー搭載で、また、人気の機種だからお勧めできる。
シャープ 『KC-A50』 楽天市場で送料込み19,950円(確認時点)
運営者が実家に行くと喫煙者が居るから、一緒にいる時間は常時センサーなしの空気清浄機を全開にしているんだけど、センサーが付いている機種だと、部屋の空気の状態に応じて自動で風力が変わるのが、とても便利なんだ。つまり、誰かがタバコを吸い始めると、それをセンサーが感知して自動的に風力が強くなるわけ。
HEPAフィルターについては、この機種では、一日にタバコを5本吸う場合は10年持つんだけど、10本で5年、20本で2年半、40本で1年ちょっとと、吸う本数に応じてフィルターの寿命が短くなることは要注意。
以上は、小錦レベルの体格なら、親指と人差し指でつまめるサイズのガジェットの話。
タグ: シャープ
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